「タイと神様」次男の6月の作品です。深い深い海の底にさかなの神様がすんでいました。神様はたくさんのさかなをつくっています。ある日、神様のところに一匹のタイがやってきました。 「神様、私達の体はどうしてこんなに赤いのでしょう。目だって仲間がつられてしまいます。」 (ここから次男の作った物語です) 「よし、お前達の色をかえてやろう。 なにいろがいいかい。」 神様はしずかにこたえました。 「ぼくは、目立たない黒がいいです。」 よく日、神様のところにタイがあつまりました。 一ぴきのタイが神様に言いました。 「おねがいします。」 神様はそのタイに手のひらをむけて 「黒になれ!!」 すると赤かったタイが黒になりました。 しかし、黒になると目だたなすぎて、ほかの魚から見えなくなって、すぐにぶつかってしまいます。 また、神様に色を変えてもらうことになりました。 だけど、黄色は目立つし、紫は暗いので、とうとうもとの赤にもどってしまいました。 おしまい |